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赤松第一分水工の概要
2020年4月23日
赤松第一分水工は、大井川用水を川口取水口より取水し、神座分水工で大井川左岸用水として分水され、さらに、工業用水と水道用水とに分水され、赤松第一分水工より取水し、伊太発電所を経由し、赤松幹線を流下し栃山頭首工から志太幹線・榛原幹線・栃山川用水路に用水を経て、農業用水が志太榛原地域などの広い地域に亘り安定供給され農業経営の合理化が促進されます。なお、榛原幹線はサイフォンで大井川を横断して大井川右岸地域へ用水を供給している。
≪伊太発電所≫
伊太発電所は、赤松幹線水路の落差工の改修に併せて、小水力発電施設を島田市伊太に整備し、売電益を関係4土地改良区が管理する農業水利施設の維持管理費に充当している。発電施設の使用水量は全て農業用水に従属しており、最大使用水量17 ㎥/s、有効落差約7m、最大出力893kwであり、平成25年7月より供用を開始している。なお、発電の規模は、関東農政局管内の小水力発電施設では最大となっている。
≪大井川サイフォン≫
大井川サイホンは、大井川の右岸側約900haの受益地に用水を供給する施設です。延長910mで、泥土圧式シールド工法により施工しました。一次覆工は鋼製セグメント、二次覆工は内径2,400㎜のFRPM管からなっている。